明石市の寺院墓地に黒龍石の8寸神戸型のお墓を建てさせていただきました。

こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。神戸・兵庫一円で、お墓のお仕事をさせていただいていおります池尻石材工業の池尻です。

今回は、明石市の長寿院様に建てさせていただいた和型墓石をご紹介いたします。

こちらが完成したお墓です。黒龍石を使用した神戸型をベースにしたオリジナルデザインの8寸の和型墓石です。
ご依頼くださったのは60代のご夫婦で、生前に建てられる寿陵墓です。弊社のHPからお問い合わせを頂いたのがきっかけで、当初はまだ墓地も決まっておらず、墓地探しからのご相談でした。

 

明石市内で墓地が決まりました。こちらは外柵工事まで済んでいる墓地でしたので、ご予算的にもワンランク上の石で建てられるというメリットがありました。

納骨室を作成いたしました。

 

納骨室の中に池尻石材工業特製の「淡路島産の天然の砂」を敷いています。採取した砂をふるいにかけて砂粒を5種類ほどの大きさに仕分けしている中から、使用する場所に合わせて適切な粒の大きさの砂を選んでいます。

 

竿石まで設置がすみ、完成まであと一息です。通路が狭い建て込んだ墓地でしたので、周囲の墓石を傷つけないよう細心の注意を払いながら工事を行いました。石材店の仕事は力の要る大胆な部分と細かい神経を使う繊細な部分の両方が求められます。

 

こちらの寺院は明石市立天文科学館に隣接しています。明石市立天文科学館は日本標準時子午線上に建つ「時と宇宙」をテーマにした博物館として有名で、明石市のランドマーク的存在となっています。現在の塔時計は3代目ですが、初代から服部セイコー(服部時計店)より寄贈されているそうです。(2代目の時計は、1995年1月17日の兵庫県南部地震で被災し、地震発生時刻の午前5時46分で停止。その後震災復旧工事のため撤去され、神戸学院大学へ移設されています。)

>>「長寿院霊園」の紹介ページはこちら

お墓が完成しました。落ち着いた色合いで、安定感のある重厚な雰囲気のお墓です。
水鉢部分はどうしても雨水などがたまって汚れてしまうので、敢えて皿彫りをせずに、法要の際には水を入れる容器をお供えしていただくようにしました。

 

ローソク立てはステンレス製の防風扉付きです。火が消えにくく、お参りしやすいとご好評をいただいております。家紋を彫刻した水鉢部分が納骨室のフタになっており、ずらすと納骨室の入口が現れます。左右の土の部分には五色の砂利を敷いています。

 

お墓が完成してから直接お客様にはお目にかかっていないのですが、お寺様を通じて「立派なお墓が出来て満足しました!」という嬉しいご感想をいただきました。誠にありがとうございます。

コストを予算内に抑えながら、いかに良いものをご提案してお客様の満足度を上げていけるかというところで、日々頭を悩ませ創意工夫を重ねています。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

 

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