大阪府高槻市の寺院墓地にて、大掛かりな墓地の改装工事。江戸時代からの墓石を整理して、お参りしやすいお墓になりました。

こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。神戸・兵庫一円で、お墓のお仕事をさせていただいていおります池尻石材工業の池尻です。

今回ご紹介させていただきますのは、大阪府高槻市の寺院墓地でのお墓の整理の事例です。
インターネット経由でお問い合わせをいただいたのがきっかけで、この度工事をさせていただくことになりました。

 

こちらが施工前の墓地の様子です。江戸時代からのお墓が建ち並ぶ横長の墓地で、15メートル近くあります。ご一族の初代の方は16世紀までさかのぼり、長い間大切に墓所を守って来られた様子が伺えます。

 

そのたくさんの墓石の中から4基を残し、新たに先祖代々のお墓を建立し、石碑と墓誌を新たに設置することになりました。①~④が残す墓石です。(無縫塔、三重台墓石、五輪塔2基)

 

古い巻石と処分する墓石群を撤去しました。

 

古いお墓の場合、納骨室がレンガ造りのものもあります。それぞれのお墓の下から出てきたご遺骨は、後ほど新たに建立する先祖代々の墓に納めます。

 

新たに巻石を設置しています。

 

横長の墓地なので、巻石も途中で接ぎ合わせる必要があります。継ぎ目は耐久性に優れたステンレス製の金具でしっかりと固定し、経年によるズレを防止します。

 

中央に新たな先祖代々のお墓を建立し、残した4基の墓石と石碑・法名碑を左右対称になるように設置します。

 

新しいお墓の納骨室内部の様子です。細かい粒の淡路砂利を敷いています。

 

古いご遺骨を集めて納骨室に納めました。

 

墓地の両端の様子です。左側に法名碑、右側に碑文を刻んだ石碑を設置します。
土の上に防草用のコンクリートを打って、砂利と樹脂を混ぜたレジンストーンで仕上げます。

 

墓地の改修工事が完了しました。

新しいお墓を中心に、左右に2基ずつ残した墓石を設置し、両端に法名碑と石碑を据えました。

 

工事前の様子です。

 

墓地の左から、法名碑⇒五輪塔(小)⇒無縫塔⇒先祖代々墓(新規建立)と並びます。

 

先祖代々墓(新規建立)⇒三重台和型墓石⇒五輪塔(大)⇒石碑と並びます。
石碑には一族の歴史が記されています。お施主様が一番気持ちを注いでおられたのが、碑文の内容でした。

 

墓地の中央に建てた新しい先祖代々のお墓です。竿石は一尺、石は優しい色合いの中国産の桜御影石です。左右の法名碑、石碑も同じ桜御影石を使用しています。

 

歴史あるこれだけの大きな墓所を長年管理されて来られたのは、たいへんなことだったと思います。打合せの際に、次の世代にきちんと整理した形でつないでいきたいと思っておられるお施主様の気持ちがひしひしと伝わってまいりました。大きな案件が一段落して安堵されたのではないでしょうか。何とかお気持ちに応えたいと、頑張らせていただきました。この度はご用命くださいまして、誠にありがとうございました。

 

今回は大阪府高槻市で施工をさせていただきました。
池尻石材工業では兵庫県以外での工事も対応させていただいておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

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