芦屋市営の芦屋霊園に灯籠と庭石をあしらった洋型墓石が完成しました。
こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。神戸・兵庫一円で、お墓のお仕事をさせていただいていおります池尻石材工業の池尻です。
今回ご紹介させていただきますのは、芦屋市営の芦屋霊園に建てさせていただいた洋型墓石です。
こちらが完成した洋型墓石で、生前に建てられる寿陵墓です。インターネットを通じてお問い合わせをいただき、この度お墓を建てさせていただくことになりました。お施主様の方で、ある程度「このような感じのお墓で・・・」とイメージを持っておられ、ご要望をお伺いした上でデザイン・設計させていただきました。
工事が始まっています。巻石を設置し、納骨室の石を組んでいます。納骨室に湿気が溜まらないように、背面の巻石には通気口を2ヶ所設けています。
石を組んだ角部分は、経年によるズレを防ぐために、ステンレス製のL字型金具でしっかりと固定します。
納骨室の中には、細かい粒の淡路砂利を敷いています。
石塔の設置中です。
洋型墓石が完成しました。石塔、霊標はポルトガル産の細目の御影石、巻石は中国産白御影石(AG98)、灯籠は中国産のサビ石(G682)を使用しています。土間には粒の大きい淡路砂利を敷いています。
左側には中国のサビ石で作成した岬型の灯籠を自然石の台座の上に据えています。
右側には庵治石の自然石を庭石のように設置しました。
左側が線香立て、右側がお供えのお水を入れる水鉢代わりの器です。石塔本体と同じ石でお作りしています。
ローソク立ては下の板を手前に引き出してローソクを入れ替えることができます。
家名は、お施主様の奥様が筆で書かれた文字を彫刻させていただきました。
もう一点お施主様がこだわられたのは、竿石の側面を磨かずにしておきたいということでした。「ノミ切り」仕上げをしていますので、磨きをかけた台座の石と見比べていただければお分かりになりますが、側面が素朴で自然な質感になっています。
通常ローソク立てと花立は左右一対で設置しますが、左にローソク立て、右に花立と一つずつ据えて、石塔周りをシンプルに仕上げました。
シンプルなデザインながら独創性が高く、灯籠や庭石と相まって暖かみや柔らかさの感じられるお墓が完成しました。寿陵のお墓が完成し、お施主様も安心されたことと思います。
この度はご用命くださいまして、誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。