神戸市の石屋墓園に、庵治石とインド黒を使用したこだわりのデザイン墓石が完成。土間は那智石を敷き詰めた石畳風の仕上げで。
こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。神戸・兵庫一円で、お墓のお仕事をさせていただいていおります池尻石材工業の池尻です。
今回ご紹介させていただきますのは、神戸市東灘区の石屋墓園に建てさせていただいたオリジナルデザイン墓石です。
こちらが完成した墓石です。インド産の黒御影石をベースに、竿石部分は庵治石の細目を使用しています。
お客様は50代のご夫婦で、HPからお問い合わせをいただいたのがきっかけで、弊社でお墓を建てさせていただくことになりました。たいへん熱心にお墓作りに取り組まれ、いろいろなアイディアを出されてそれを元に検討を重ね、最終的なデザインが決まるまでにかなり時間がかかりました。お墓のデザインは、奥様の手描きのイメージ画を元にして形にしていきました。
工事に入りました。これからの長い年月、石の重量を支えられるようにしっかりと基礎工事を行います。鉄筋を格子状に組んでコンクリートで固めます。
基礎工事が終わりました。
コンクリートが乾き、これからお墓を設置していきます。カニクレーンで石材を移動させています。
工程が進み、お墓の形が出来上がってきました。
納骨室の中の様子です。ご夫婦両方の家のためのお墓としてお作りしていますので、ご遺骨を分けて納められるように、中央に仕切りの石板を設けています。(写真左)
同じく大切な家族であるワンちゃんのためのお墓の納骨スペースです。(写真右)
中には淡路島産の細かい砂利を敷いています。
いよいよ仕上げの段階に入りました。これからお墓の左右のスペースと土間部分に大きめの那智石を敷き詰めていきます。
職人さん2人が二日がかりで作業に取り組みました。基礎コンクリートの上に砕石を敷き、その上にまたコンクリートを重ねています。そこに那智石を手作業で埋め込んでいきます。
石の大きさや厚みがひとつひとつ違うので、なるべく表面が凸凹しないように高さを調整しながらひとつひとつ丁寧に石を敷いていきます。
お墓の左側部分と霊標の間の三角スペースにも那智石を敷いています。
こだわりのオリジナルデザイン墓石が完成しました。
那智石を敷き詰めた石畳風の仕上がりです。
左手前には物入兼ベンチを設置しました。中にお掃除道具を収納したり、上に荷物を置いたり、座って休憩して頂いたりとお参りしやすい工夫をしています。
長年大事に可愛がってこられたワンちゃんのお墓です。こちら側にも那智石を敷きました。
竿石部分の可愛らしいお地蔵さんは立体彫りです。
石のコンビネーションの色合いを重視され、他にないオリジナルなお墓を作りたいというのがお客様のご要望でした。完成したお墓をご覧になって、たいへん喜んでくださいました。
那智石を敷き詰める施工は私共にとっても初めての挑戦でしたが、きれいに仕上げることができて安堵いたしました。私共もよい勉強の機会をいただくことができ、誠にありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。