神戸市の鵯越墓園にてお墓のメンテナンス工事、2区画を一つにおまとめ・墓石クリーニングほか。
こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。神戸・兵庫一円で、お墓のお仕事をさせていただいていおります池尻石材工業の池尻です。
今回ご紹介させていただきますのは、神戸市の鵯越墓園でのお墓のメンテナンス工事です。
隣り合った2つの区画の墓地を一つにおまとめし、土間を貼り石で仕上げ、墓石のクリーニングを行いました。
インターネットを通じて、お客様より雑草対策とクリーニングのご相談をいただきまして、現地を確認に伺いました。
2つの区画が横並びにあります。当初は2区画分のお墓を、園内の大きな区画に移設することも考えておられたそうです。その場合、新たに墓地を購入しないといけないので、その案は断念し、既存のお墓の外柵をリフォームして1つにまとめることにしました。
向かって左の区画には3基建っています。おそらく兵庫県産の本御影石で建てられたものだと思われます。中央の大きなお墓は大正3年(1914年)の建立で、100年以上の年月が経過しており、長い間大切に守って来られたお墓です。土間は土の状態で雑草が生えやすくなっており、お困りでした。
右の区画には、先祖代々のお墓と墓前灯籠1対、霊標が建っています。砂利敷きですが、砂利も減って間から雑草が生えてきています。
香川県産庵治石のお墓ですが、実はこちらのお墓は昭和51年に私の父が建てさせていただいたお墓でした。たまたま父と一緒に現場を見に行ったのですが、その際に判明しました。お客様も上の代から継承したお墓なので詳しいことはご存知無く、たまたまインターネットで検索して当社へお問い合わせくださったのですが、結果的に建立した当社でメンテナンス工事をさせていただくことになり、ご縁を感じた次第です。ありがとうございます。
区画の間はこのように隙間が空いています。枠内の石を撤去して再利用し、外柵をリフォームをすることになりました。
先ず、墓石と外柵のクリーニングを行いました。
今回は高圧洗浄によるクリーニングではなく、専門の職人が手作業でお墓の汚れを落としていきました。洗浄剤を汚れの種類や石の状態によって使い分け、墓石を傷めないように丁寧に洗浄します。薬剤を塗布⇒磨き⇒水で流い流す・・・という工程も何回も繰り返し、汚れを除去していきます。
墓石のクリーニングが完了しました。
この後、外柵の中央部分の石を取り外し、再利用して外柵と隙間の部分をリフォームしました。
土間はコンクリートを打って、貼り石で仕上げました。
外柵をリフォームし土間を貼り石で仕上げ、工事が完了しました。
花立の無いお墓には花立を新設し、既存の花立は穴を加工してステンレス製の花入れを装着できるように改良しました。
クリーニングと貼り石によって墓地全体がスッキリと明るくなりました。既存の石を再利用しましたので、リフォーム部分も自然な仕上がりになりました。
一時は広い区画に移設も考えておられたそうですが、既存の石を再利用して外柵をリフォームすることで、大掛かりな工事をすることなく墓地を整備することができました。費用も抑えられ、お参りや管理もしやすくなりましたので、お客様にはたいへん喜んでいただきました。
長い間守って来られたご先祖様のお墓を、これからも末永く大切にお参りして頂ければ幸いです。この度はご用命くださいまして誠にありがとうございました。また何かございましたら、いつでもお気軽にお声かけください。