神戸市鵯越墓園から芦屋市営芦屋霊園へ、お墓の移設工事を行いました。
こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。神戸・兵庫一円で、お墓のお仕事をさせていただいていおります池尻石材工業の池尻です。
今回ご紹介させていただきますのは、神戸市の鵯越墓園から芦屋市営・芦屋霊園へのお墓の移設工事の事例です。
ご依頼くださったのは芦屋市内にお住まいの方で、ご縁がありまして、この度工事をさせていただきました。
鵯越墓園(移設元)
こちらが移設前の墓地の様子です。
ウィキペディアにも掲載されている牧師・伝道師の堀内文一氏の個人墓と、堀内家の先祖代々のお墓が建っています。
親族の方のお住まいから近い芦屋市営の芦屋霊園にお墓を移すことになりました。
芦屋霊園(移設先)
お墓の移設工事が完了しました。
前の墓地は横長で奥行きが浅かったのですが、こちらは奥行きがありますので、手前に充分なスペースがあります。個人墓の下の芝台、納骨室の蓋、土間の貼り石はスウェーデン産のマホガニーを使用しています。
当初のプランでは、前面のアプローチは段を付けて、前の墓地で使用していた巻石や拝石を再利用して土間の工事を進めていました。スウェーデンマホガニーは個人墓の下部分だけに使用予定でしたが、お施主様の妹様が工事途中の写真をご覧になって、やはり全体をマホガニーで仕上げて欲しいというご要望をいただきました。急遽プランを変更して、全体をマホガニーの貼り石でフラットに仕上げることになりました。
以前の巻石表面を3センチカットして据えた上に、薄く加工したマホガニーを貼っています。
花立はステンレス製の花筒が装着できるように改良しました。芝台や納骨室の蓋部分とバランスが取れるように、花立などはカットして高さを調節しています。
先祖代々のお墓は、同じ色合いの石で台座の石を据えてかさ上げをしました。納骨室は骨壺がきちんと納められるように、広くお作りしました。
個人墓のステンレス製の花筒は、花立から上が出ないツバ無しのものに変更しました。先祖代々のお墓は、手前の長方形の台に水をたっぷりと入れてお花を供えます。
納骨式当日はお天気にも恵まれ、縁のある皆様がたくさん集われました。
今回の移設はご兄弟(兄と妹)で協力して進められました。お兄様が窓口となって実際の打ち合わせや現場の写真の撮影などを担当され、お身体が悪くて外に出られない妹様と相談されてフィードバックをいただくという流れでした。巻石や土間の貼り石仕上げは当初のプランが変更になりましたが、やはり手間をかけて変更しただけの甲斐があるすっきりとした仕上がりになりました。お兄様を通じて「妹がたいへん喜んでおります。いずれ直接お目にかかって御礼がしたいと言っております」というお言葉をいただき、たいへん嬉しく思いました。
また同じ時期に、お二人のお兄様の牧師様に別のお墓の納骨の儀式も執り行っていただき、大変お世話になりました。
神戸市の西神墓園に、十字架を彫刻したインドM10の洋型墓石が完成しました。>>
この度はご用命くださいまして、誠にありがとうございました。今後共どうぞよろしくお願いいたします。