尼崎市の本興寺に、ご貫主様の五輪塔のお墓を建てさせていただきました。
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尼崎市の本興寺に、ご貫主様の五輪塔を建てさせていただきました。こちらの一画に歴代のご貫主様の五輪塔が並んでいます。
「貫主(かんしゅ)」とは一宗一派の頭領の意味で、おもに僧職に適用され、のちに各宗の本山や諸大寺の住持の呼称となったそうです。
本興寺(ほんこうじ)は、兵庫県尼崎市開明町にある法華宗本門流の大本山です。
この度お寺様よりご依頼をいただきまして、こちらの境内に五輪塔のお墓を建てさせていただきました。
建立前の様子
こちらが工事前の様子です。左端に新しい五輪塔を建立します。
使用する石材を決めるために、サンプルの石のプレートを置いて色合わせをしています。どちらも北木石ですが、左のプレートが「瀬戸赤」、右が「中目(赤手)」です。左の「瀬戸赤」を使用することになりました。北木石は、大阪城の石垣、伊勢神宮参拝堂の石灯籠、明治神宮神宮橋などにも使用されている銘石です。
これまでの五輪塔と同じ形、大きさでお作りし、文字の大きさやバランスも同じように揃えなければなりません。
据付工事
これから工場で加工した石塔の部材を組み立てます。擬宝珠の部分を置いて色合いなどを最終チェックし、いよいよ据え付け工事に入ります。
新しい五輪塔が完成しました。色合いも既設の五輪塔と違和感なく馴染んでいます。
据付工事の日はお天気も良く、寒桜がほころび始めていました。
開眼供養&御会式
竿石に巻いていたサラシを外し、これから開眼供養を行います。「良い五輪塔ができて、ありがとうございます」と、お寺様からたいへん喜んでいただきました。
ちょうどこの日は、日蓮聖人の命日を偲ぶ「御会式」も執り行われていました。寒桜も命日(10/13)の頃に咲くそうです。矢印部分が新しく建立した五輪塔です。
全国から集われた僧侶の方々と共に、法要が行われていました。
今回は、お寺様での五輪塔の建立事例をご紹介いたしました。この度は工事をお任せくださいまして、誠にありがとうございました。今後共どうぞ宜しくお願いいたします。
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