墓石の種類は何百種類とあり、石えらびは素人さんではなかなかむずかしいものです。ただし最低限知っていていただきたい「良い石の3つの条件」があります。
1.硬い
2.水を吸いにくい
3.経年劣化しにくい
私達、石材店は建てた後のお墓の様子を何十年と見守っているため、どの石が年数が経っても美しい状態が保たれているのかを常に見て知っています。しかし一般のお客様はそうは行きません、しっかりと長持ちする石をえらぶには、以上の3点をしっかりと調べて見極めましょう。
後は、見た目の”インスピレーション”も石えらびではとても大事だと思います。長く付き合っていくお墓だからこそ、しっかりと自分のお気に入りの「石」をえらんでいただきたいというのが、私たちの想いです。
日本の墓石
万成石 桜御影 岡山県産
青木石 香川県産
豊臣秀吉が大坂城築城の際に使用し、金刀比羅宮にも用いられた銘石
伊予大島石 愛媛産
大島石 極上
産出国:日本(愛媛県)
愛媛県の御影石で、石目・石肌ともに美しいことで定評がある。
建立後の墓を見ると、石肌になんとも言えない青みを漂わせており、「石の貴婦人」とも呼ばれている。
他を圧倒する気品あふれる石
建墓した時の他を圧倒する気品・風格は大島石ならではのもので、その中でも極上品として扱われる物は、特に石目が細やかで青みを含んだ石肌のものを言い、採掘量が少ない為、大島石の中でも希少価値が高くなっている。
大島石 特上
産出国:日本(愛媛県)
愛媛県の御影石で、石目・石肌ともに美しいことで定評がある。
建立後の墓を見ると、石肌になんとも言えない青みを漂わせており、「石の貴婦人」とも呼ばれている。
安定供給で売れ筋商品として人気
建墓した時の他を圧倒する気品・風格は大島石ならではのもので、”極上品”と比べてプレミア性は低いものの、ある程度安定した供給ができ、多くの石材店の「売れ筋商品」として人気がある。
庵治石 細目
産出国:日本(香川県)
愛知県岡崎地方・茨城県真壁地方と共に、日本の花崗岩の三大産地の一つである香川県庵治地方で採掘される貴重な石材。
世界一の銘石と呼ばれる幻想的な模様
きめ細かい地肌で小さな雲母の数が多く、磨くと石の表面に幻想的な二重のかすり模様を現す。これが一般的に「斑(フ)が浮く」と呼ばれ、平坦な石の表面に奥行のある不思議な優美さを感じさせ、世界一の銘石と言われている。
天山石 特級
産出国:日本(佐賀県)
佐賀県の御影石。花崗岩の中でも特に良質の雲母、長石、石英の3種の鉱物が強固に結晶してできたもの。石目は若干大きめだが大島石より濃い色合いが特徴的。
美しさが長持ちする石
石質は国産石材の中でも硬く、吸水率の低さにいたっては1,2位を争うほど。建立後の経年劣化が少なく、永年にわたって美しさを保つ良質石材である。
紀山石
産出国:日本(福島県)
福島県で産出される花崗岩で、関西で人気のある「大島石」に目合いが似ている。
お求めやすい価格の優しい石目
国内材の中でも比較的安価な石種で、また年間採石量も多い石。色目は「大島石」より少し薄く、石目の細かさと相まって、何ともいえない「優しさ」を感じさせる。
海外の墓石
黒龍石(K-12)
産出国:中国(黒龍江省)
青系御影石の中でも色合いの濃い石種。中目で高級感があるといえる。
見た目よし、耐久性よしの実績
吸水率も低く、硬度があり、”水を吸いにくくて、硬くて、劣化が少ない石”として評価も高い石種。
日本でも古くから使用されている中国の石材で、名実ともに実績のある石種
G1704K-15
産出国:中国(黒龍江省)
K-12と比べると目合いが細かく、色も薄めとなるが、1704-Kシリーズとしては比較的安価に提供が可能。黒龍の”材質”と”細目”を両方備えた非常に希少な石種です。
大崎石(AG98)
産出国:中国(福建省)
青みを帯び、国産材の”大島石”によく似た石種。中国の石材の中では最も実績があり、特に神戸など西日本の地域での墓材としては最も多く使用されている。美しい目がそろい、色、目合い共に安定した石種。
白州石(G688)
産出国:中国(福建省)
白と黒のバランスが良い中目の石種。落ち着いた雰囲気を備えており、石質も安定しているため輸入量も増加している。
新栄石
産出国:中国(福建省)
明るい青色と均一した目合いは広く一般に好まれる。価格も手頃で、色ムラ・キズなども少なく安定している。同価格帯の石種が採掘が停止となってきていることもあり人気。
白麗石
産出国:中国(福建省)
国産の瀬戸石に似た白御影石。玉・ナデ等の問題が少なく安定供給が可能な石種。
価格面もお求めやすく安定している数少ない白御影のひとつ。
北大青
産出国:中国(山西省)
黒褐色の母材に、緑の模様が入った石で、インドの緑系の石に近似している。吸水率も低く、石質も安定。福島県の”浮金石(うきがねいし)”によく似ており、特に東北地方で人気の石。洋墓だけでなく、和墓にも違和感がなく、他の家とは違う変わった石を使いたいというご要望に応える事のできる石種。
河北山崎
産出国:中国(河北省)
グレー系の目細の石で、ツヤの持ちもよく黒龍江省の石種より安価。色合い、目合いがほどよくマッチしており、洋墓、和墓を問わず、多くの実績をもつ人気の石種。真っ黒の石には抵抗があるという方にもおすすめの石。
ポルトガル細目(SP1)
産出国:ポルトガル(ニーサ地方)
繊細な目合いで、美しい青味が特徴の御影石。和墓、洋墓のどちらにもよくあい使用されている。墓石用の石材としてはもちろん建築材として古くから使用されてきた歴史と実績をもつ石種。
アーバン・グレー
産出国:インド(ルナタカ州)
3カ所の採掘場があり場所により色調に差がある。淡く緑がかった色合いで洋墓によく使用される。
仕上がりのツヤもよく経年変化も少ないため、インド材の中では最も人気のある石種。
サウザングリーン
産出国:オーストラリア
グレー系緑色の中目。石目に金粉の様なキラキラと光る結晶が含まれており美しく光る。
花崗岩の中ではトップクラスの硬さをもち、経年の風化にも耐える石種。
落ち着いた色合いと目合いで近年、注目されている石。
碧麗石(M1-H)
産出国:インド(アンドラプラディッシュ州)
インドの緑系石種の中では歴史が古く、吸水率が極めて低く、硬質であるため経年変化が少ない。色目としては緑色が強いモノと黒褐色が強いものとあるが、緑色の強いモノが特に高級度は高い。
緑翠石(C-1)
産出国:インド
緑褐色の御影石で、硬度・吸水率・ツヤどれをとっても一級品で、高級感のあるデザイン墓にぴったりの石種です。
印度KNM-8
産出国:インド(ミルナドゥ州)
クンナムシリーズの一種で、硬く、吸水率の高い石種。漆黒ではないが、多様なデザインに対応可能な石種といえる。
G663
産出国:中国(福建省)
美しいピンク色が鮮やかな桜御影石。近年、個性を象徴した洋風墓石のニーズが造花しており、美しい桜色のお墓として人気があります。派手さやいやらしさを感じさせない、女性的な美しさを表現できる石種。
ニューインペリアルレッド
産出国:インド(カルナタカ州)
建材としても世界的に広く人気のある赤御影石。デザイン墓石に使用され、赤色系ではもっとも人気のある石種。
ブルーパール
産出国:ノルウェー(ラルビック地方)
世界的にもめずらしいパールの結晶の入った石で、その輝きは宝石の輝きを思わせます。
硬度も高く耐久性も申し分なし。墓石材としてまだまだ需要の少ない石ですが、人とはちがう個性的なお墓を建てたいという方にはおすすめの石種です。
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